一生、勉強

いろいろなことを勉強するのが好き。いわゆるお勉強も好きだけど、知らないことを知るって、楽しい。

実はPTA会長経験者だったりもする。

去年と一昨年の2年間、実はうちの学校のPTA会長をしていました。

その前の年、PTA会長不在のまま、たまたま夏祭りの実行委員長だった私に白羽の矢が立ったのでした。

最近、PTAっているの?いらないの?っていう論議がありますが、私自身、PTAなんてつぶせばいいのに、とは一度も思ったことがありません。ただ、いろいろアナログすぎたり、時代にそぐわないものがあったりして、見直しは必要だな、と思っていました。

1年間はそれまで通りやってみて、これいらないよね、これはもっと簡単にできるよね、ということを本部のみんなとすりあわせしながら、大変だったけれど、とても有意義な2年間を過ごせたと思います。

実は学校に子供を通わせているだけでは、PTA本部がいったいどのような活動をしているのかは見えていないと思います。本部に一度も関わったことがないのに、PTAって無駄だよね、ということを言っている人を見ると、1度やってみてから言ってほしい、と思うのです。やってみて、すべてが無駄だと思うかどうか、私は決してそんなことはないと思います。確かに無駄は多いのだけど、例えばIT化をどれくらい進めるか、ということにしても、どの保護者が本部に関わっても、仕事が一通りこなせるようにしておく、という意味で、パソコンが使える親ばかりではないので、アナログな部分が残ってしまうのは仕方ない部分でもあります。使える人にしてみれば正直無駄だし、今更人海戦術とかなんなの?! って感じですが、知らない人にしてみれば、名簿をいちいちチェックして、手作業なんて当たり前ですから、その時点ですでに認識にズレが出るわけですね。会社であれば、「パソコン操作できないと仕事できませんから、覚えてください」で済みますが、給料のない、ボランティアにそれを求めるのはどうなのかと思うわけです。出来る人が出来ることをやる、というのがボランティアであると思うので、そこらへんはトップのやり方ひとつで変わるかなと思います。

うちの学校の場合は、学校との連携、地域との連携、教育委員会とのかかわり、また、隣接する学区との連携もあり、かなり活動は広範囲にわたっていました。当然、学校としてもPTAに頼っている部分も多く、PTAも学校行事に協力する形でかなり先生方にはいろいろお世話になりました。それでも、近所の学校に比べれば行事がとても少ない分、本部の忙しさはそれほどでもないように思います。

まあ、そんなこんなで息子は「会長の息子」という目で見られることに2年で慣れてしまい、自分とは接点のない先生にまで顔が知られ、それこそ学校でトラブルがあったときに、校長先生に直訴できるくらいで(笑) 受験の時にもとても協力していただき、ありがたかったです。

私にとっては、とにかく忙しい2年でしたが、無駄にならなかった。むしろ、役に立つことも多かったと思います。参考になれば。